三郷市のリサイクル、産業廃棄物収集・運搬・処理は栄鉄鋼商事株式会社へお任せください。

リサイクルのためのハブステーション三郷エコロジー

埼玉県三郷市と「三郷エコロジー」

埼玉県三郷市は、埼玉県南部に位置し、江戸川と中川、二つに川に挟まれた街である。江戸川の東隣りは千葉県であり、また南は東京都葛飾区に接する。三郷を含め、埼玉県の最東端は元々葛飾と呼ばれる地域であり、国も武蔵ではなく下総であった。
埼玉県三郷市はまさに水郷の街であった。古くは、荒川、隅田川、利根川、渡良瀬川などが、この地を通って今の東京湾へ注いでいた。度重なる大規模な河川改修を経て、現在の河路の原型が出来たのは、江戸時代も中期になってからのことであり、それ以降、新田の開発が盛んに行われたという。屋敷林に囲まれた農家、畦にハンノキが続く水田の間を、江戸への物資や野菜を運ぶ舟が進むというのが、この街の風景だったという。

現在、三郷の街は大きく姿を変えた。従来の農村風景に加え、東京のベッドタウンとしての顔、産業都市としての顔、そして高速道路がクロスする交通の要所としての顔などを持つ街へと三郷は変化している。

産業廃棄物の中間処理施設である「三郷エコロジー」の設置にあたり、栄鉄鋼商事では次の5つのことに留意した。

まず第一に、この埼玉県三郷市という街の立地条件と歴史に配慮した施設づくりを行うこと。この場所が育んできた特性を十分に発揮してこそ、地域と共に成長することのできる施設となると考えた。

第二に、自然の持つ力を生かすこと。風が吹けば涼しく、日が昇れば暖かいように、自然の持つごくごく当たり前の力を活用することとした。これにより、エネルギー面での無駄を省くとともに、自然と結びついた心地よさを施設内に生み出したいと考えた。

第三は、資源のリサイクルである。
「三郷エコセンター」は、プラスチックと木を中心とした多様な産業廃棄物をリサイクル、再資源化するための中間処理施設であり、その空間形成にあたっては可能な限り再生素材を採用するのみならず、ここで使われる建築素材が100%リサイクル可能であることが必要だと考えた。

第四は、新しいことへのチャレンジである。環境面において、一つでも二つでも新しい提案を社会へ投げかけたいと考えた。

そして第五に、心地よさ。手に触れるもの、目に映るものなどの心地よさと、環境面での配慮とは両立しうるものと考えた。
表現を変えるならば、地域共生、自然共生、資源循環、先進性、そして五感、この5つに留意したのである。